2006年02月20日

Virtual PC 7(1):PCエミュレータ

古くからあるMac用PCエミュレータの中でもおそらく最も有名なエミュレータの1つ。正式名称は「Virtual PC for Mac version 7」。大きく分けて単体版とOSバンドル(同梱)版の2タイプがあるが(ラインナップは全5種類)、今回購入したのはWindows2000 Professionalがバンドルされたバージョン(「Virtual PC for Mac version 7 with Windows2000 Professional」)。元々は米コネクティクス社(Connectix)の製品だったが、2003年にマイクロソフトが同製品を買収し、現在に至る(買収時のバージョンは6)。そのおかげでコネクティクス版よりも安く手に入るようになった。

エミュレータとはエミュレーションすなわち「あるハードウェア向けに開発されたソフトウェアを、設計の異なる他のハードウェア上で実行させる」(IT用語辞典e-Words」)ために、ソフトウェア的に再現された実行環境のことを指す。Virtual PCはその名の通り、PC/AT互換機と同等の環境をまるごとアプリケーションとしてMac(PowerPC)上で再現(エミュレート)してしまおうというもので、スペックが許せば複数のOSをインストールすることも可能である。

ちなみにVirtual PCにはWindows版もある(「Virtual PC 2004 for Windows」)。Windows上でPCなどエミュレートしてどうするのだと思うかも知れないが、たとえばアプリケーションの動作確認を行う場合、複数のWindows実機を起動させる・あるいはHDDにパーテーションを切りデュアルブートなどでOSを切り替えるよりも、一台のPC上で複数のOSを起動して確認できた方が、確かに効率はよいだろう。それにMacと異なり、命令セットをPowerPC向けに変換する必要がない分、動作速度は実機に近いとも聞く。そのため関係者のインタビュー通り、将来Virtual PCがインテルMacに対応するならば、PowerPC上のVirtual PCよりも高速に動作する可能性はあると思われる。

●インストール
Virtual PCのインストール自体は非常に容易で、Virtual PC本体のインストール後(要再起動)、OSのインストールが終われば、すぐ使えるようになる。先述の通り、導入したOSはWindows2000 Professional(以下2000)。本当はWindowsXP(以下XP)が良かったが、ただでさえ「重い」と言われるXPがエミュレータ上でまともに動く保証はないので、今回は実用性を重視して2000にした。XPは機会があればインストールしてみたいとは思う。

●クロック周波数(動作速度)
Virtual PCは、インストールした機種の性能に応じてエミュレートするCPUも変化するらしい。iMacG5(17インチ)の場合、メニューバーから「ファイル」→「情報を見る」を開くと、「MMX Pentium II」相当のCPUをエミュレートしているらしい。またシステムツールの「システム情報」を見ると、「システムの概要」の「プロセッサ」の項目では「x86 Family 6 Model 8 Stepping 4 Virtual CPU ~535 Mhz」と表示されている。両者の情報を合わせると、iMacG5(1.9Ghz)では「MMX Pentium II」の「535Mhz」相当のCPUをエミュレーションしているということになる。PentiumとPowerPCの違いもあり単純には比較できないが、数値的には約4分の1程度の性能しか出ていないことになる。

●全体
私は仕事でもここ数年2000を使っているが、描画のもたつきさえ気にしなければ、想像していたよりも使い心地は悪くはない、と思う。全画面表示にすればDockも表示されなくなり、Windows機そのままである。ただし一部のアプリケーションでは表示されたままのものもある(ATOKパレット、WindowClockなど)。ウィンドウモードでDockへ最小化しておけば必要なときすぐ使用できる。また全画面表示にしてもcommandキー(Dockとメニューバーを再表示)やエクスポゼなどですぐ復帰できる(負荷がかかる分若干もたつくが)。

ただしビデオ性能が著しく低いため、動画やゲームは満足な動作または表示ができなかったりする可能性がある。動画に関しては、私の場合ADSLの速度が契約時の8Mのままなので、50Mなど高速化すれば少しはまともになるのかもしれない。

ちなみにUSEN「GyaO」は、ニュースの視聴は大丈夫だったが(ブラウザはIE)、他の番組はサーバーとの通信がうまくいかないのか、途中で止まってしまう。「BIGLOBEストリーミング」のテストでも、500K(標準)・300K(低速)どちらのテストストリーミングも途中で止まってしまい、「視聴に問題あり」と判断されてしまった。あとで「Windows Media Player」の設定を変えてみたが、やはりサーバと通信がうまくいかずに途中で止まってしまった(動画を伴わないWebラジオは問題ない)。やはり測定結果ほど通信は速くはないようだ。

実機と違って便利なのは、終了時の状態をすぐに再現することができることだろう。Virtual PCでも普通のWindowsPCと同じように、スタートボタンからシャットダウン(再起動・ログオフ)することができるが、クローズボタンでウィンドウを閉じることもできる(Virtual PC自体は終了しない)。この場合、クローズ時の状態が自動的に保存されるので、後でVirtual PC自体を終了させてしまっても、次回の起動時にはアプリケーションを含めて終了時のデスクトップの状態がすぐに再現される。普通に起動するよりも立ち上がりが早いので、OSがクラッシュでもしない限り、普通に使う分にはこちらの方がおすすめだと思う。
posted by liger-one at 08:40| Comment(0) | TrackBack(0) | Mac and Windows | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月14日

Win on MacintshーVirtual PC 7


VirtualPC7



















詳細はいずれまた。

posted by liger-one at 23:07| Comment(1) | TrackBack(0) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月05日

2月です。

■多忙のため「閲覧すれども投稿せず」状態(;==)。まあ今に限った話ではありませんが・・・。

■1月16日(月)夕方のライブドア家宅捜査報道からすでに半月。テレビ局は連日のライブドア問題の報道で大いに視聴率を稼いでいる模様。フジテレビなぞ、溜飲を下げているのが本音ではなかろうか。雑誌もここ数週間ライブドア問題を頻繁に取り上げているが、この問題の想像以上の闇の深さに驚いてしまう。

■ライブドアの企業買収に関わっていたというエイチ・エス証券副社長・野口英昭氏の怪死。ニュースでは沖縄県警の発表を受けて「自殺」とされているが、すでに『週刊文春』『週刊現代』『週刊ポスト』などの雑誌では、死の直前の同氏の行動や遺体の傷跡の不自然さ、家族の証言などから、自殺説を疑問視する記事も出てきている。ところで宮内氏はじめ他の幹部があっさり容疑を認めたのに対し、堀江前社長は未だに容疑を否認している。逮捕前には「周囲に『命を狙われている』と漏ら」すほど身の危険を感じていたというが、(ホリエモン「命を狙われている」、報知新聞・1月20日付)野口氏の怪死と何か関係があるのだろうか。

■一方、怪憲(誤字ではない)のための国民投票法案の協議機関の発足など、油断できない報道もある。この法案は現行憲法の改正に本来必要な規定を根底から覆えそうというもので、罰則規定を設けてまで国民から判断力を奪い去り、何が何でも自民憲法を成立させようという意図が露骨に示されており、危険性は最高である。自民党は怪憲にあたって、おそらく郵政民営化法案をめぐって昨年の衆議院総選挙で圧勝した手法=「IQの低いB層(主婦・子供)狙い」でプロパガンダを仕掛けてくるだろうから、国家版・耐震偽装問題で被害に遭いたくなければ注意することである。それと、ゲームのリセットボタンよろしく「失敗したらやり直せばいい」などと思っている人間は、明治時代に成立した大日本帝国憲法が、太平洋戦争でアメリカに敗北するまで改憲されなかったという事実を、海馬のど真ん中に叩き込むことである。なお、無理だろうとは思いながらも、マスコミ各社(特に視聴率至上主義のテレビ局!)にはバランスのとれた報道をと切に願う。

■メインの環境をWindowsからMacに移して早や数週間。Windows歴のほうが長くとも、やっぱりMacは良いと思う。一方、今まで愛用していたフリーウェアが使えなくなったため、思うような環境を構築するのに予想以上に苦労することに・・・。

ちなみに、現在使用している主なソフトは以下のとおり(プレビュー以外は全てフリーウェア)。

ブラウザ:Firefox(1.5.0.1)
webスクラップ:ScrapBook(Firefox拡張機能)
メモソフト:Macjournal(2.6.1)
テキストエディタ(SDI):CotEditor(0.8.6)
テキストエディタ(MDI):Smultron(1.2.6)
クリップボード拡張:PasteBoarder(0.2.1)
画像ビューア:プレビュー
画像レタッチ:ToyViewer(4.80)
ユーティリティ:Cocoa Gestures(1.2)、X-Assist(0.7)

MacはWindowsと比べるとシェアウェアの比率が高いように思うが、(「FileBuddy」「CopyPaste」「Graphic Converter」など超定番ソフトはたいていシェアウェア)、まあフリーウェアだけでもそれなりに何とかなるものだと思う。
posted by liger-one at 20:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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