2009年06月16日

モバイル狂時代:「iPhone 3G S」登場

かねてからの噂通り、先日のWWDCで発表された新iPhone「iPhone 3G S」。外観はiPhone 3Gとほとんど変わらないが、「Speed」の頭文字「S」を新たに製品名に冠することで、動作速度の全般的な高速化をアピールしている。通信速度は最大7.2Mbps。CPUのクロック周波数や内蔵メモリもアップし、おそらくはiPhone OS 3.0の恩恵を最も受けられる端末に仕上げられているのだろう。iPhone 3Gでは、OSが2.2にアップデートされるまでは、メモリ不足のために特にSafariのクラッシュ率が非常に高かったが、新OSに加えてハードにも本格的に手が加えられたことで、さらなる安定性が期待される。

OS 3.0単体では提供されないiPhone 3G S独自の改良点としては、

・カメラ
・ボイスコントロール(音声入力)
・電子コンパス

などがあるが、一般のユーザーにはカメラ機能の強化がもっともうれしいだろう。

iPhoneのカメラは、機能面ではマクロ(接写)撮影すらできないほど単純なものだが、その割には意外にそこそこの画質で撮れる上、操作も簡単なので携帯やデジカメよりも気軽に撮影できるというメリットがあった。

iPhone 3G Sでは画素数が3Gの200万画素から300万画素にアップし、オートフォーカスや動画撮影にも対応。動画はトリミングなどiPhone上での簡単な編集やユーチューブへの投稿もできるという。シャッターのタイムラグ(このおかげで変な写真がたまに撮れる)や手ぶれ対応がどうなっているのかはわからないが、簡単な操作はそのままに機能が向上しているのが良い。

日本の携帯電話と比較すれば、マクロやオートフォーカス、動画撮影は当たり前、画素数もすでにデジカメ並のギガピクセルの域に達している日本製の携帯電話に遅れをとってはいるものの、写真や動画を気軽かつ大量に撮りためられるという点では、内蔵ストレージが豊富なiPhoneが優れている。万一ストレージが不足しても、iPhoneならMacやPCにデータをバックアップし、iPhone内のデータを削除すれば、ストレージの空きは簡単に作れるだろう。

iPhone OS 3.0は3月にプレビュー版で公開されていたものとほぼ同じだが、以前から噂されていたiPhoneをモデム代わりに使えるテザリングや、MobileMe経由で無くしたiPhoneを探したりリモートワイプができるなど、いくつかの機能も新たに公開された。テザリングは今のソフトバンクの状態では無理だろうが、日本ではイー・モバイルやウィルコムのように定額かつ安価なソリューションもある。イー・モバイルは通信エリア、ウィルコムはPHSゆえの速度の問題と、一長一短はあるが、現状ではソフトバンクに無理をさせてまでiPhoneでテザリングする必要はないと思う。しかし周辺機器を開発してiPhoneでのワンセグ視聴を実現したソフトバンクだけに、もしかしたら、たとえばデータ通信で協業しているイー・モバイルの通信網を使ってテザリングができるようなソリューションが出てくる・・・かもしれない。それよりも、iPhoneでやっかいな問題の一つだったプッシュメールの問題(※)が、OS 3.0でようやく解消されそうなことのほうがなによりなのだが。

(※)iPhoneで利用できるメールには、(1)ソフトバンクの「i.softbank.jp」、(2)MobileMeまたは旧.Mac(ドットマック)のライセンスで利用可能になる「me.com」「mac.com」、(3)「Gmail」「Yahoo!Mail」などのWebメール、(4)プロバイダーのメールアドレス、がある。要はPOP3やIMAP4などパソコンのメーラーと同様の設定ができるアドレスなら簡単に設定ができるのだが、最大の問題はアドレスによってプッシュ(リアルタイムに随時自動受信)の対応に違いがあるということだった。

(1)では画面に通知が表示されるが着信音やバイブには非対応。受信もメーラー起動後という、いわば疑似プッシュ。(2)はプッシュに対応しており着信音やバイブは鳴るが、(1)のような画面通知はなし。(3)は「Yahoo!Mail」は(2)と同じだが「Gmail」はフェッチ(一定間隔の時間でサーバに問い合わせて自動受信もしくは手動受信)。(4)は「Gmail」と同じでフェッチ。つまりiPhoneのメーラーでは、画面通知と着信音・バイブが同時に行われるアドレスは存在しなかった。もっとも日本でもSMS、auならば「Cメール」がそれに当たるが、海外のように他社と相互にやりとりができたなら、こんな面倒な問題は起きなかったのではと思うのだが。

そのため先人たちは、たとえばGmailから転送して画面表示(i.softbank.jp)と着信音(me.com)を実現するなど、いわゆるJailbreakでの対応も含めてあれこれ知恵を絞っていたのだが、OS 3.0ではMMSへの正式に対応、また(1)でも着信音やバイブに対応するという話もある。とりあえずメール問題はOS 3.0でひとまず解消されそうだ。
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2009年06月04日

モバイル狂時代:iPhone(1)

言わずと知れたアップル製の携帯電話。米国では2007年1月、初代モデルがスティーブ・ジョブズのプレゼンで衝撃的なデビューを飾り、日本でも昨年7月の発売日には表参道に1500人もの人が殺到し一大ブームとなった。今では実物を見たことがないという人にすら、その名は轟いている。

本体前面の大部分を占めるハーフVGA(320×480)のタッチパネル。必要最小限に絞り込まれたハードキー。OSにはMac OSXをベースにした専用OSを採用。そしてマルチタッチによるユーザーインターフェースは、それまでのタッチパネルの操作の概念を一変させた。

当初はiPodの発展形としての趣が強かったiPhoneは、「App Store」経由でのアプリケーションの追加が可能になったOS 2.0を経て小型コンピュータ然となり、さらに3月にプレビュー版が公開されたOS 3.0ではコピー&ペーストやプッシュ通知などの機能が実装されるなど、ソフトウェアの面ではユーザーが求める理想形にいよいよ近づきつつある。

来週のWWDCでは、OS 3.0に加え、スペックアップした次世代iPhoneも発表されるのではと噂されている。もっとも割賦の端末代もまだ払い終えていない既存モデルのユーザーからすれば、なんとも悩ましい話ではあるのだが。
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2008年09月14日

ついでながら

KDDI、HTC製スマートフォン「E30HT」投入──VGAタッチパネルにQWERTYキー搭載(ITmedia+D Mobile)

http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0809/11/news073.html

 KDDIは9月11日、Windows Mobile 6.1 Professionalを搭載したHTC製のスマートフォン「E30HT」を発表した。型番に「E」を冠していることからも分かるとおり、法人向けに提供予定で、KDDIとしては初の本格的なスマートフォンとなる。発売は2009年春で、価格は未定。


・・・・・・(==)

遅すぎるわッ!!(@@+)

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iPhone

遅ればせながら。


iphone _01.jpg
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2008年08月13日

紙copi Net


kamicopi.jpg私が「紙2001」の存在を知ったのは今から4年ほど前になる。

Webページやメモを簡単に保存し整理できるこのソフトは、かつてこのブログでも紹介したこともある。

「紙2001」は「紙copi Lite」と名を変えたのち、昨年9月をもって開発中止となってしまったが(ダウンロードは可)、有料版の「紙copi」は現在も開発が続けられており、今でも仕事で愛用している。

それらネイティブアプリに対し、先日登場した「紙copi Net」(http://kamicopi.net/)はいわゆるWebアプリである。対応ブラウザさえあればMacやLinuxでも利用できるばかりか、機能に一部制限はあるものの携帯電話やiPhone・iPod touchでも使うことができるという優れものである。簡単なアンケートに答えてユーザ名とパスワードを設定すればすぐに使うことが出来る。

Webアプリとはいえ、Macでも紙copiが使えるようになったのは感慨深い(intel MacならばParallelsのコヒーレンスモードなど仮想マシンの機能を使えばWindowsアプリをネイティブアプリのように振る舞わせることはできるが、私のiMacG5のようなPowerPC Macでは無理)。

ローカルファイルの一括取り込みは今のところWindowsにしか対応してなさそうなところや、書いたメモのバックアップ(あるいは書き出し)はどうなるのか、情報のセキュリティ面は大丈夫か?など、いくつかの疑問点はあるものの、なにしろ開始から1週間というサービスでもある(バージョンも「0.01 beta」)。それらの点は今後に期待といったところか。

ちなみにこのサービス、現時点ではWindows Mobile用のブラウザにはまだ対応していない模様で、私が持っている端末にインストールしてあるNetfront3.5(コンセプト版)ではパソコン向けページが表示されたが、描画の一部が崩れてしまった(メモの作成は可)。最新のOpera9.5ならば表示の崩れはなさそうだが、Willcom 03のような小さな画面では少々無理がありそうだ(現時点では実機がないので未確認)。※8/20追記 Netfront3.5でもログイン画面で「モバイル版」のリンクをクリックしてからログインすれば、iPhoneと同じモバイル版が利用可。こちらは表示自体は問題無い。PC版の表示の乱れはNetfrontの表示品質によるところが大きいようだ。ただモバイル版で編集しようとすると、テキストの右端折り返しが解除されてしまう。これもNetfrontの仕様だろうか?

ところで、Mozillaが提供している「Prism」というアプリを利用すると、Macでもネイティブアプリのように紙copi Netが動くとブログ「紙copi Net Blog」(http://blog.kamicopi.net/)のエントリ(「Prismを使って紙copi Netをクライアントアプリケーションのように使おう - Mac編」)に書かれていたので早速試してみたが、私のiMacG5ではブログの説明のままではうまくいかなかったので、G5でも動いた方法を記しておく。なおPrismの動作にはFirefoxが必要とのことだが、私は最新版(3.0.1)をインストールしている。また、Tiger(10.4.x)やPanther(10.3.x)、Firefox2以前のバージョンなど、他の環境や条件では一切試していないので念のため。

(1)Prismは「Mozilla wiki」内から最新版(prism-0.9.en-US.mac.dmg)ではなく旧版(prism-0.8-mac.dmg)をダウンロードする。最新版はintelのみに対応しており、ユニバーサルバイナリではないからである(https://wiki.mozilla.org/WebRunner#Old_version)。

当初はブログに書かれていたリンク先の「Mozilla Labs」内(http://labs.mozilla.com/projects/prism/)からダウンロードしたのだが、ユニバーサルバイナリでないことに気づかず、ダウンロード後にディスクイメージをマウントしたらPrismのアイコンに禁止マークがついていて、いきなりつまづいた。

(2)設定時のアプリケーション名(Name)はアルファベットのみにした。

0.8をダウンロードしたらPrismが無事インストールできたので、ブログの説明通りに設定してみたのだが、Prism自体は動くが(もちろん紙copiも)、Prismをいったん終了させると、設定時に作られたアイコンから起動させることができない(アイコンに禁止マークがつく)。パッケージ内を見て、どうも2バイト文字がうまく通らないのではないかと思われたので、Prismを再起動し改めてアプリケーション名を「kamicopi」として設定したところ、アイコンには禁止マークもつかず、起動するようになった。もしかしたら他に方法があるのかもしれないが、とりあえず使えれば十分なのでアプリ名はそのままにしてある。ちなみに0.8ではDockにWebアプリのアイコンを作る機能は実装されていない。

(3)アイコンの画像は「情報を見る」を利用して変更する。

PrismにはWebアプリのアイコン画像を指定できる機能があるようだが、これは0.8にはない機能らしい。とはいえ、アイコンはコンテキスト(右クリック)メニューの「情報を見る」を利用すれば簡単に変更できる。ブログ内のアイコンの画像を右クリックし、メニューから紙copiのアイコン画像をコピーしたら、「情報を見る」の左上にあるアイコンを選択して画像をペーストすればよい。
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2007年04月13日

MacOSX 10.5(Leopard)発売延期

アップル、次期Mac OS Xリリースを10月に--原因はiPhone開発
(http://japan.cnet.com/news/ent/story/0,2000056022,20347040,00.htm)

 Appleは米国時間4月12日の株式市場終了後、プレスリリースでスケジュールの延期を発表した。iPhoneのリリースは現在予定通りで6 月となっているが、iPhoneのリリース時期を守るため、Leopard開発者や品質保証スタッフのプロジェクト変更が必要だった、と同社では説明している。ちなみに、同社では、6月に「Worldwide Developers Conference(WWDC)」の開催を予定している。


気晴らしに(?)久々にMac話を一つ。6月のiPhone発売(米国)には間に合うものと思っていただけに、ちょっと残念な話題ではある。以前、BootCampのWindowsVista対応のため、出荷が10月に延期される可能性がある、というニュースは聞いてはいたが、理由は違えども延期は事実だったということになる。ただ、期日に間に合わせようとアップルが躍起になったところで、致命的なバグが残ったまま出荷されるようでは困る。しかし、Vistaのように何か月(何年?)も先送りにされるのは、もっといただけない。

Leopard(10.5)は、標準搭載が決定しているBootCampなどを除いては、一般ユーザにはまだ10機能しか明かされていない。現時点でTigerからすぐに乗り換えるほどの必然性は見いだされないが、10月に正式発売されるときには、公開されている機能以上にMacらしい機能が搭載されているとうれしいのだが。
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2006年10月22日

Firefoxでスクラップ(2)

1年以上前、Firefoxで「紙」のようなWebスクラップするための記事を書いたことがある。これはその続編である。

■ScrapBook(拡張機能/フリーウェア)
(http://amb.vis.ne.jp/mozilla/scrapbook/)

最新版は1.2.0.6(06.10.2公開)。1年前はまだ1.0にも達していない状態だったが、現在も精力的に改良が続けられているが、特に大きな改良点は以下。

・取り込み前編集モード(ブラウザ右下に追加されるアイコン。ページの取り込み前に、ScrapBookの編集機能を有効にする)
・ブックマーク機能(Webページを取り込まず、ブックマークとしてScrapBookのサイドバーに保存)
・リストビュー(リスト形式でエントリーを表示)
・Firefoxのメニューバーに「ScrapBook」メニューを表示(プルダウンメニューから取り込みも可。エントリーの一覧も表示される)

最後のメニューバーの機能は意外と便利。私の環境では他の拡張機能とコンフリクトするのか、なぜかScrapBookのメニューがコンテキスト(右クリック)メニューに表示されないことがあるので、たまに使うことがある。

ちなみにレイアウトにもよるが、取り込んだ際のWebページの再現性は、IEコンポーネント経由で取り込む紙よりも、Gecko経由で取り込むScrapBookのほうが優れているようである。一方、個々のデータ管理に関しては、紙のほうがわかりやすいと思う。

■Firefoxプラグイン for 紙copi(拡張機能/フリーウェア)

紙copiはIEコンポーネントを利用しているため、非IE系ブラウザとの連携は、一部の動作を除いてはほとんど機能しなかった。ところがやはり要望が多かったのか、今年の8月、Firefox1.5対応のプラグイン(拡張機能)がユミルリンクより公開された。この拡張機能をインストールし、設定ダイアログで紙copi本体と作業データフォルダのディレクトリ(パス)を指定すれば、FirefoxでもIE同様に紙の取り込み機能を使うことができる(挙動に一部違いあり)。

なお、インストールするには、ユミルリンクの該当ページをFirefoxで閲覧する必要がある。また、この拡張機能は紙copiでも紙copi Lite(旧・紙2001)でも使えるが、対応する紙copiは2.51以降、紙copi Liteなら1.962以降になるので、インストール前に紙のバージョンを確認すること。

■IE Tab(replaces IE View)(拡張機能/フリーウェア)
(http://forums.mozillazine.org/viewtopic.php?t=297798)

FirefoxのレンダリングエンジンをGeckoからIEコンポーネントに切り替え、タブで開くという拡張機能。Windowsに限定されるが、これを使えばIE系のブラウザを使わなくともFirefoxで紙が使えるようになる。Firefoxで紙を使うための、おそらくは一番安直な方法。レンダリングエンジンの切り替えはSleipnir2でもできるが、タブごとに切り替え表示ができるのがポイント。なお、Mac版Firefoxにもインストールはできるが、設定ダイアログでMac版IEのパスを指定しても、IEコンポーネントに切り替えられるわけではないようだ(切り替えると、プラグインをインストールするよう指示される)。
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Operaについては、以下のフリーウェアがVectorなどで公開されている。以下、参考までに紹介。

■KamiCombiOP(http://www.vector.co.jp/soft/win95/net/se398295.html)

Operaで閲覧しているWebページを、紙の「箱」(フォルダ)にHTML形式で保存するというJavaアプリ。作者はZepp氏(http://www.k4.dion.ne.jp/index.html)。

紙の取り込み機能はWindowsのOLEドラッグアンドドロップに依存しているのだが、Operaはそもそも描画エンジンがOLEドラッグアンドドロップに対応していない。そのためFirefox以上に紙との連携が難しかったのだが(デフォルトで取り込めるのはテキストぐらい)、このソフトを使えばHTML形式で取り込めるようになるという。なお、私はMacにもOperaをインストールしてはいるが、このソフトはVirtualPCでないと試せないので、まだ実験はしていない(VirtualPCにはOperaを入れていない)。
posted by liger-one at 21:11 | TrackBack(0) | Mac and Windows | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月24日

Smultron2.1.3

Smultron2のマイナーアップデート。2.0.4→2.1へのアップデートでは、環境設定のアイコンの追加(新デザイン)や、.macを使った同期の解除など機能追加が行われたが、2.1.1以降はバグフィックスが中心となっている。

ところでSmultron2の「高度な検索と置換」機能を使っていたところ、正規表現の使用時、検索結果から該当行へジャンプできないという現象をたまたま発見した。2.0.4でも再現性があったが、1.2.7では正常に動作した。正確には把握していないが、おそらく2.xへアップグレードした際の不具合かと思われる。

「環境設定」で「シンタックスカラーリング」の設定パネルを開いたところ。Smultron2は、1では6種類だったカラーリングに「属性」と「オートコンプリート」が加わり、計8種の設定が可能になっている。

smultron2.1.3



Smultron2のヘルプテキスト(コピー)をサンプルに、正規表現で検索してみた結果。検索語の「^Smultron」は、「文字列(行)の先頭がSmultronで始まる箇所」を意味する。

smultron_test1



該当行にジャンプするために結果の1行目をダブルクリックすると、なぜか「ドキュメント“test”は既に開かれていません」との警告文が。「既に開かれてい」るんですが(;==)。

smultron_test2



こちらは正規表現を使わない検索の結果。これだとちゃんと該当行にジャンプできる。

smultron_test3



(付記)Smultronで正規表現を使用する際、メタキャラクタにはバックスラッシュを使用。またデフォルトの改行コード(強制改行)は、UNIXと同じLF(ラインフィード=改行)=「\n」。これはテキストエディットはじめOSX標準の改行コードであり、MacOS9までのCR(キャリッジリターン=復帰)=「\r」とは異なる。だが、Smultronもそうだが、Macの改行コードがいまだにCRと表記されているのは、旧MacOSとの互換性を考慮してのことなのだろうか。
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2006年08月26日

Basilisk II for MacOSX


Basilisk2_for_OSX

68KMacエミュレータ・BasiliskII(2)のMacOSX版。Windows版と異なり、電源ボタン(右上)や再起動ボタン(右下)がウィンドウに実装されている(OSの起動時は電源ボタン横の「Run」ボタンを使用する)。スナップショット用のボタンもあり。ウィンドウサイズはとりあえず800×600(いわゆるSVGA)だが、環境設定で任意のサイズに指定可能。フルスクリーンでの動作も可。なお動作には、実機から抽出したROMファイルとディスクイメージ(別途作成の必要あり)が必要である。それらとは別に、MacOSが必要なのは言うまでもない。
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2006年07月30日

Weakly “Mighty” Mouse(==;)

iMacG5を購入以来、アップル初の多ボタンマウスであるMighty Mouse(マイティマウス)を使用している。見た目は1ボタンマウスだが、昨年の登場以来、それまでのApple Pro Mouseに代わるデスクトップ機の標準マウスとなっている。右クリックの感度や感圧センサーボタンの操作には賛否が分かれると思うが、360度スクロールを可能にするスクロールボールの操作性は抜群で、Webブラウジングはもとより、Excelなど横スクロールも多用するようなアプリケーションでは特に威力を発揮する。できればWindows用の専用ドライバーを開発してもらいたいぐらいである(1)。

もっとも問題がないわけではない。たとえば私の場合、エクスポゼが止まらなくなるという現象が過去に起きている。エクスポゼは、デフォルトでは感圧センサーボタンに割り当てられており、マウス両側のボタンをつまむ(スクイーズ)ことで機能するが、暴走するとエクスポゼのオン・オフが止まらなくなってしまう。これはマウスを一旦USBポートから取り外し、付け直せば一応は止まる。

しかし特に問題なのは、肝心のスクロールボールが機能しなくなる現象がしばしば起きるということだ。感圧センサーボタンはシステム環境設定でオフにしても問題はないが、スクロールボールは非常に困る。これは私ばかりではないようで、ボールを多用するヘビーユーザーほど発症しやすいようだ。実は私も1時間ほど前に突如発症したばかりで(爆)、その回復に手間取っていたのだった。スクロールが全く効かないのではなく、上下左右のうち、下スクロールだけが全く機能しない。以前はマウスをポートからはずして付け直す・ボールをグリグリ回す・アプリケーションまたはOSを再起動する、などの対応で一応操作できるようになったのだが、今回はどちらも無駄だった。結局、ネット上の情報やアップルストアのレビューなどを参考に、手元にあったウェットティッシュにマウスをひっくり返して押し当て、ボールを強めに転がしていたら、1分程度で回復した(==;)。普通のティッシュ+アルコールでは、いくらしつこく掃除しても全然回復しなかったのだが……。掃除は不織布(ふしょくふ)のほうが良いのだろうか。

スクロールボールの構造はおそらくボール式マウスと同じはずなので、分解してボールとセンサーの両方をしっかり掃除すれば簡単に直るのだろう。が、改めてMighty Mouseを見てみたが、どこにもねじ穴らしきものはない。ウィキペディアで調べてみたら、Mighty Mouseの組み立ては接着式だという。スクロールボールは直径5ミリ程度のゴムボールなので、仮に分解掃除中に紛失でもしたら見つかりそうにないが、それにしてもメンテナンス性が悪すぎる。接着をはがして分解掃除したという方もネットでお見受けしたが、Mac miniのようにメモリの増設やHDDの載せ替えをする訳でもなし、スクロールボールのためだけにバリバリ分解するというのはいささか勇気がいる。

ちなみにMighty Mouseのお値段は、単体販売で5,670円。先日出たワイヤレス版に至っては8,600円。光学式からレーザー式への変更など機能強化されているとはいえ、マウスにしてはちょっと高価い(==;)。実物を見てないので何とも言えないが、基本構造が通常版と同じなら、これも分解掃除はムリなのだろうか。


(1)Windows2000/XPでも普通の2ボタンマウスとして使える。だがスクロールボールは360度スクロールはおろか、チルトホイールとしても機能しない。縦・横のスクロールバーが出ている場合は、横に回しても上下へスクロールするだけである。ちなみに横スクロールバーしか出てないときは、右方向へ回転させたときは左へ、左方向では右へと、逆方向にスクロールする。
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2006年07月21日

Mac×Win×Mac

MacOSX10.4上のWindows2000(VirtualPC7)上で起動するMacOS8.1(Basilisk II(2))の図。VirtualPCのファイル共有経由で、XPからフォルダごと移動してきた。

エミュレータ上で更にエミュレータを動かしているため動作は緩慢だが、XP上よりもはるかに起動も早く、安定して動くのには驚いた(XPでも当初はかなり高速に起動していたのだが……)


basilisk2


懐かしアプリその1。アップルの子会社だった旧クラリス社(現FileMaker社)のドローイングソフト「クラリスドロー」。今ではAppleWorksにその面影を残すのみ。今はBasilisk2にしかインストールしていないが、たぶんクラシック環境(OS9.2.2)でもインストールすれば動くとは思う。下はサンプルファイル(「文字組」)を開いているところ。


clarisdraw


懐かしアプリその2。「HyperCard」とそのスタック(1)の一つ「蕎麦とうどん」。なぜに「蕎麦とうどん」? ポインター下のボタンをクリックすると、その意味が明らかに……。作者は井上圭司氏。ただし同氏のサイトではすでに公開していない模様。


蕎麦とうどん

(1)「HyperCard」(ハイパーカード)はビル・アトキンソン氏の手になるオーサリングソフト。「ハイパーテキストを実現した最初の商用ソフトウェア」(Wikipedia)。かつては全Macにバンドルされていた。スタックとは「HyperCard」で作られたファイルのこと。現在もアップルのサイトから「HyperCard2.2 Lite」「同player 2.3」(オーサリング機能を制限または省いた機能限定版)がダウンロードできる(クラシックOSのみ対応)。なお、オーサリングには「2.2 Lite」をインストール後、ある方法によって機能制限を解除する必要がある。
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2006年07月18日

フォントの謎

たまたまSmultron2の表示フォントをヒラギノ角ゴシックからOsakaに変えたところ、なぜか全角スペースが打てなくなるという事態に陥った。IMのせいかと思い、ATOKからことえりに変更してみたが、そうではないらしい。

フォントパネルで手当たり次第フォントを変更してみたところ、特定の日本語フォントでは全角スペースが半角スペースに変わってしまうという現象を発見した(私の環境では、該当フォントは「Osaka(レギュラー)」「平成角ゴシック体」「平成明朝体」の3つ)。

これはSmultronだけでなくテキストエディットでもCotEditorでも起きた現象なのだが、miやiTextのようなCarbon系のエディタでは再現しなかった。上記フォントを多用する機会は現在ほとんどないが、開発環境(Cocoa)となにか関係があるのだろうか? 
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2006年06月15日

縦書き(番外2)ブログで縦書き

とりあえず実験用テキストを投稿。縦書きは難しい・・・。




 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 




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2006年06月10日

縦書き(番外)影鷹

「縦」なブラウザ。Javaアプリ。そして、それゆえ重い(画像は「青空文庫」ホームページより)。



動作環境は主にWindowsとUNIX系OS。Javaアプレット版もある。ホームページにはMacOSXへのインストール方法はなかったが、ターミナルを起動し、UNIXへのインストール方法をまねてコマンドを入力したら、起動に成功した。ただ、ユーザーディレクトリのパス表記などはホームページの説明と微妙に異なるので注意が必要。また、前述の通りJavaアプリなのでJava実行環境が必要だが、10.4(Tiger)はデフォルトでJava(JS2E1.4.2)を実装しているため、特にインストールの必要はない(1)。

アンチエイリアシングの実装など、Macユーザーにもうれしい機能が搭載されている反面、メモリの消耗がかなり激しい。しばらくページを見ていると、「メモリ不足で途中までしかページが読み込めません」などとメッセージが出て来る。何事かとアクティビティモニタを起動してみると、「影鷹」だけで500MB近く物理メモリを消費していた(==;)。もう少しメモリ消費が抑えられて、動作が軽くなればよいのだが・・・。

(1)OSXのJavaについては、アップルホームページ(「Mac OS X - Java」)を参照。また、javaのインストール先については「Macintosh HDD」→「アプリケーション」→「ユーティリティ」→「Java」を参照。


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2006年05月16日

MacBook is Comming!

iBookG4の後継モデルが遂に登場した。噂には聞いてはいたが、デザイン・性能とも単なるiBookの焼き直しではなく、基本的なデザインは踏襲しながらも、まったくの新モデルといっていい仕上がりになっている。驚いたのは、ラインナップに「黒」が加わっていること。思えばPowerBook G3を最後に、黒いノート型Macが消えて久しいが、これならばビジネス使用にも堪えられそうだ。ちなみにプレスリリースを見ると、このモデルはPowerBookG4・12インチモデルの後継も兼ねており、これをもってノート型Macのインテル化は完了したことになるという。なお同モデルの登場に伴い、MacBookProのクロック周波数も若干向上している。

G4で気になっていた液晶の性能もアップしているので、次に買うならこれにするつもりである。
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2006年05月05日

波打つ林檎−グラフ計算機

波打ちます(グラフ計算機)。


Graph1





(注)「グラフ計算機」(Graphing Calculator)とは、旧MacOS8/9に付属していたアプリケーションの一つ。いわゆる計算機ではなく、数式(関数)を打ち込むことで2次元(2D)または3次元(3D)のグラフが簡単に作図できるというもの。変数の数値を自動的に変動させ、グラフをアニメーションさせることもできる。MacOSXでも、クラシック環境が使えるPowerPC版Macなら、OS9用アプリケーションフォルダの中にバンドルされているはずである。開発秘話もユニークで、ある意味実にアップルらしい(?)アプリケーションでもある。インターフェイスが比較的わかりやすいので、中学生や高校生で関数やグラフが苦手な生徒などには最適ではないかと思っているのだが。

このグラフ計算機は現在でも開発が続けられており、開発者が起こしたパシフィック・テック社で製品版として購入することができる(MacOSX・MacOS9・Windowsに対応)。なお、フリーウェアやシェアウェアでも、同じ趣旨のソフトがいくつか存在する。

ちなみに現行のOSX10.4(Tiger)には、グラフ計算機に代わる学術ソフト「Grapher」がバンドルされている。より複雑な数式を扱えるなど、機能的にはグラフ計算機よりも上で、特にOSXの描画性能を生かした3Dグラフは美しい。ただ、機能が高度になった分、インターフェイスなど使い勝手の面ではややわかりにくくなったように思える。また、数式の入力はどうもATOK2005と相性が悪いらしく、入力確定するまでは文字が消えてしまうという現象が起きた。「ことえり」では問題なく入力できる。

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2006年04月06日

Apple「Boot Camp」:デュアルブート・ソフトウェア

「アップル、Boot Campを発表」(アップル

「Intel MacでWindows XPが動く! アップルが「Boot Camp」のパブリックβを公開」(Yahoo!ニュース)

詳細はYahoo!の記事かアップルサイトのトップページ→ホットニュースを参照していただきたい。

先日intel MacでWindowsXPとのデュアルブートを可能にする方法が発見されたというニュースが流れたばかりだが、今度はアップル自らがintel Macでのデュアルブートを可能にする純正ソフト「Boot Camp」(パブリックベータ版)を公開した。プレスリリースによると、この機能は次期MacOSX(10.5 Leopard(レパード))の一機能として搭載されるという。

intel MacはPowerPC MacともPCとも違うブートシステムEFIを採用しているため、BIOSを使用するXPは、通常の方法では起動はおろかインストールも困難なはずだった。そこでintel MacでXPを起動させようという有志によるプロジェクト(「XOM」)が立ち上がったのだが、賞金獲得の権利を持つ成功者が現れたのは先月3月6日。そのわずか1か月後にアップル自らデュアルブートソフトを公開するというのも、「XOM」プロジェクトのことを考えると、どうしたものかという気がするのだが。

もっとも私自身はデュアルブートにはあまり関心がなく、むしろVirtual PCのintel Mac版やDarwine(Linux上でWindowsアプリを動かす「Wine」プロジェクトの、MacOSX移植プロジェクト)のほうが気になっている。デュアルブートではMacOSX上でWindowsのソフトを使うという「離れ業」はできないからである。
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2006年03月06日

Virtual PC 7(2):PCエミュレータ

Windows用ベンチマークソフト「HDBENCH」(フリーウェア)でのスクリーンショット。線で青く囲った部分がVirtual PCの数値である。

実行時はVirtual PC側になるべく負荷をかけないよう、ブラウザ・メーラー・メッセンジャーなどMac側の通信系ソフトは未使用にし、さらに全画面表示の状態で測定した。なお現在のパフォーマンスは、残念ながらこのスクリーンショットを撮ったときよりも落ちてしまっている。あくまで参考数値と考えていただければ幸いである(画像データが1MB以上あるため、画像は追記のほうに回した。閲覧の際は、低速回線の方は注意されたい)。



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2006年02月20日

Virtual PC 7(1):PCエミュレータ

古くからあるMac用PCエミュレータの中でもおそらく最も有名なエミュレータの1つ。正式名称は「Virtual PC for Mac version 7」。大きく分けて単体版とOSバンドル(同梱)版の2タイプがあるが(ラインナップは全5種類)、今回購入したのはWindows2000 Professionalがバンドルされたバージョン(「Virtual PC for Mac version 7 with Windows2000 Professional」)。元々は米コネクティクス社(Connectix)の製品だったが、2003年にマイクロソフトが同製品を買収し、現在に至る(買収時のバージョンは6)。そのおかげでコネクティクス版よりも安く手に入るようになった。

エミュレータとはエミュレーションすなわち「あるハードウェア向けに開発されたソフトウェアを、設計の異なる他のハードウェア上で実行させる」(IT用語辞典e-Words」)ために、ソフトウェア的に再現された実行環境のことを指す。Virtual PCはその名の通り、PC/AT互換機と同等の環境をまるごとアプリケーションとしてMac(PowerPC)上で再現(エミュレート)してしまおうというもので、スペックが許せば複数のOSをインストールすることも可能である。

ちなみにVirtual PCにはWindows版もある(「Virtual PC 2004 for Windows」)。Windows上でPCなどエミュレートしてどうするのだと思うかも知れないが、たとえばアプリケーションの動作確認を行う場合、複数のWindows実機を起動させる・あるいはHDDにパーテーションを切りデュアルブートなどでOSを切り替えるよりも、一台のPC上で複数のOSを起動して確認できた方が、確かに効率はよいだろう。それにMacと異なり、命令セットをPowerPC向けに変換する必要がない分、動作速度は実機に近いとも聞く。そのため関係者のインタビュー通り、将来Virtual PCがインテルMacに対応するならば、PowerPC上のVirtual PCよりも高速に動作する可能性はあると思われる。

●インストール
Virtual PCのインストール自体は非常に容易で、Virtual PC本体のインストール後(要再起動)、OSのインストールが終われば、すぐ使えるようになる。先述の通り、導入したOSはWindows2000 Professional(以下2000)。本当はWindowsXP(以下XP)が良かったが、ただでさえ「重い」と言われるXPがエミュレータ上でまともに動く保証はないので、今回は実用性を重視して2000にした。XPは機会があればインストールしてみたいとは思う。

●クロック周波数(動作速度)
Virtual PCは、インストールした機種の性能に応じてエミュレートするCPUも変化するらしい。iMacG5(17インチ)の場合、メニューバーから「ファイル」→「情報を見る」を開くと、「MMX Pentium II」相当のCPUをエミュレートしているらしい。またシステムツールの「システム情報」を見ると、「システムの概要」の「プロセッサ」の項目では「x86 Family 6 Model 8 Stepping 4 Virtual CPU ~535 Mhz」と表示されている。両者の情報を合わせると、iMacG5(1.9Ghz)では「MMX Pentium II」の「535Mhz」相当のCPUをエミュレーションしているということになる。PentiumとPowerPCの違いもあり単純には比較できないが、数値的には約4分の1程度の性能しか出ていないことになる。

●全体
私は仕事でもここ数年2000を使っているが、描画のもたつきさえ気にしなければ、想像していたよりも使い心地は悪くはない、と思う。全画面表示にすればDockも表示されなくなり、Windows機そのままである。ただし一部のアプリケーションでは表示されたままのものもある(ATOKパレット、WindowClockなど)。ウィンドウモードでDockへ最小化しておけば必要なときすぐ使用できる。また全画面表示にしてもcommandキー(Dockとメニューバーを再表示)やエクスポゼなどですぐ復帰できる(負荷がかかる分若干もたつくが)。

ただしビデオ性能が著しく低いため、動画やゲームは満足な動作または表示ができなかったりする可能性がある。動画に関しては、私の場合ADSLの速度が契約時の8Mのままなので、50Mなど高速化すれば少しはまともになるのかもしれない。

ちなみにUSEN「GyaO」は、ニュースの視聴は大丈夫だったが(ブラウザはIE)、他の番組はサーバーとの通信がうまくいかないのか、途中で止まってしまう。「BIGLOBEストリーミング」のテストでも、500K(標準)・300K(低速)どちらのテストストリーミングも途中で止まってしまい、「視聴に問題あり」と判断されてしまった。あとで「Windows Media Player」の設定を変えてみたが、やはりサーバと通信がうまくいかずに途中で止まってしまった(動画を伴わないWebラジオは問題ない)。やはり測定結果ほど通信は速くはないようだ。

実機と違って便利なのは、終了時の状態をすぐに再現することができることだろう。Virtual PCでも普通のWindowsPCと同じように、スタートボタンからシャットダウン(再起動・ログオフ)することができるが、クローズボタンでウィンドウを閉じることもできる(Virtual PC自体は終了しない)。この場合、クローズ時の状態が自動的に保存されるので、後でVirtual PC自体を終了させてしまっても、次回の起動時にはアプリケーションを含めて終了時のデスクトップの状態がすぐに再現される。普通に起動するよりも立ち上がりが早いので、OSがクラッシュでもしない限り、普通に使う分にはこちらの方がおすすめだと思う。
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2006年01月15日

Apple New Products

先週11日(日本時間)、米国サンフランシスコで開催されていた「Macworld Conference & Expo」にてアップル社の新製品が公開された。昨年は「Mac mini」「iPod Shuffle」「iLife’05」「iWork’05」が立て続けに発表され話題を集めたが、今年は昨年公表されたインテルプロセッサのMacへの採用、いわゆる「インテルMac」が現実のものとなって現れた。

発表されたのは以下のラインナップ。
・MacBook Pro(Intel Core Duo)
・iMac(Intel Core Duo)
・iPod Radio Remote
・iLife'06(iPhoto 6/iMovie6/iDVD 6/GarageBand 3/iWeb)
・iWork'06(Pages2/Keynote3)

これらのほか、「iWeb」はじめiLife’06に対応した新しい「.Mac」(ドット・マック、有料のインターネットサービス)も公開されている。

■MacBook Pro(15.4インチ、1.67/1.83GHz Intel Core Duo)
「PowerBook100/140/170」(1991)以来「PowerBook」の名称で長年親しまれてきたノート型Macだが、今回とうとう名称が変更された。10数年間使われてきた名称が変わってしまうのはなんとなく寂しい気もするが、どうせ変えるならもう少し語呂のいい名前にはできなかったのだろうか?

ちなみに「Power」という名称は、元々は「PowerPC」の搭載と関係があったのだが、ことノート型Macに限っていえば直接の関係はない。歴史的には、ノート型Macに「PowerPC」が搭載されるようになったのは、私も所有している「PowerBook5300」(1995)シリーズ(PowerPC 603e)からであり、それ以前はモトローラの68kプロセッサが採用されている。

肝心の性能だが、外観はPowerBookG4とほとんど変わらないが、デュアルコアプロセッサの恩恵により、ベンチマークではなんと最高でG4の4倍の数値を叩き出すという(G4・1.67GHzモデルと1.83GHz試作モデルとの比較)。シングル対デュアルという比較なので、G4デュアルとではどうだったかという気はするけれども、それだけのパワーを持ちながら消費電力はG4以下というのは驚嘆に値すると思う。PowerBookG4よりも薄く仕上げることが可能になったのも、そのためのようだ。またPCIExpressグラフィックカードとATIのMobility Radeon X1600グラフィックチップの採用により、グラフィック性能では8倍ものパフォーマンスを実現しているという。PCIExpressグラフィックカードはiMacG5にも採用されているが、ノート型では初搭載となる。

そのほかiMacG5で採用された「iSight」カメラや「Apple Remote」「Front Row」の搭載、「ExpressCard」の採用(PCMCIA・カードバスに継ぐ第三のPCカード規格)、マグネット着脱式の電源コネクタ「MagSafe」(マグセーフ)など、随所でノート型Macとしては初となる改良点が見られる。年末に15インチPowerBookG4を購入された方は、相当に悔しいのではなかろうか、という気がする・・・。

ただ、インテルMacに搭載されている「Rosetta」(PowerPCソフトウェア実行環境)ではクラシック環境がサポートされていなかったり、実行速度もPowerPCネイティブの80%程度(あるいはそれ以下)らしい。サードバーティの主要ソフトが出そろうのはもうしばらく先のようであるし、旧資産を生かすならPowerPCモデルのほうが適しているとは思う。

■iMac(17インチ1.83GHz/20インチ2.0GHz Intel Core Duo)
外観上はiMacG5と同じだが、アーキテクチャが一新され、CPUのクロック周波数がG5(1.9/2.1GHz)よりも低下しているにも関わらず、ベンチマークでは2倍の性能をはじき出すという。またグラフィックカードがATIのRadeon X600からRadeon X1600に変更され、グラフィック性能がアップしている。その他基本的なスペックは現行のG5をほぼ踏襲しているようである。あとは付属ソフトの違いと、価格が少々高くなっていることくらいだろうか(17インチモデルで159,800円、20インチモデルは209,900円)。

ところで年末にiMacG5を買った私だが、まさかiMacがインテル化するとは全く思っていなかった。なにしろ10月に発表されてわずか3か月である。最初のインテルMacがノート型になるという噂は聞いていたし、iMacもロードマップ上、’07年末までにはインテル化するというのはわかってはいたけれども、この時期に出すとは・・・。いきなり一世代前のモデルになってしもうた(==;)。

これだけは言いたい。Appleゥゥゥ ・・・しゃーんなろーーーーーーーッ!!(@@+)(爆)。

■iPod Radio Remote/iLife'06/iWork'06
これらのなかでとりあえず噂通りだったのは、iLife'06に新たに追加された「iWeb」くらいだろう。

iPod Radio Remoteは、FMラジオ機能の追加とリモコンを合体させたもので、今回発表された唯一のiPod関連製品になる。

iLife’06は各iアプリのアップグレードに加え、.Macと連携可能なウェブサイト作成ソフト「iWeb」が新たに加えられたものである。

またiWork'06は、アップグレードされた「Pages2」と「Keynote3」で構成される。表計算ソフトの追加はなかったが、代わりに計算機能を持つ表が作成できるようになっている。また3Dグラフや新テンプレートの追加など改良が加えられている。ただ、今回も縦書きはサポートされていないようなので、横書きだけならともかく、完全にAppleWorksの代替になるのはまだ先のようである。
posted by liger-one at 22:43| Comment(2) | TrackBack(0) | Mac and Windows | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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